小学校に登校班がある場合。
「なんだかめんどくさそう」
「トラブルが起きたらイヤだなぁ…」
と、マイナスの印象を抱いている方へ。
実はわたしも「登校班があるよ!」という説明を受けたとき、正直「めんどくさそうだな…」と思ってました…!
だけど実際に通学班に参加してみたら、いいことがたくさんありました♪
優しい高学年の子のおかげで、娘はすぐに学校生活に慣れ。
わたしも先輩ママから小学校に関する有益情報をたくさんゲット!
ご近所付き合い、大事だな、ありがたいな、と通学班を通じて実感しました。
だけど一方で、どうしても通学班を抜けたい!という方もいらっしゃいますよね。
実際のところ、登校班をやめることはできるのか?
うちの子の通う学校を例に、お話していきます。
親の都合じゃなく、「子供を最優先」で考えてあげてね。
集団登校をやめたい!辞めることはできる?
さまざまな事情で、小学校の通学班には参加せず、個別登校させたい!と考える家庭もありますよね。
実際、個別登校はOKなのかどうか?
うちの学校の場合は、登校班に参加してない子が一定数います!
つまり、個別登校は認められています。
個別登校を選ぶ子の理由はさまざまですが、
- 学区外から通学している
- 保健室登校
などですね。
うちの子が通う小学校は普通の区立なのですが。
昔から評判が良く、わざわざ学区外から通う子が多いんです!
(毎年、学区外希望の子は抽選になるほどです。)
駅から近いこともあり、電車やバスで通学する子、何人かいます。
また、家庭の事情で引っ越しをしたけれど、卒業までのわずかな期間。
転校させずにそのまま通わせたい!という考えのご家庭も。
たしかに、転校は子供にとって不安が大きくなるため、できれば避けたいと考えますね。
多少時間はかかっても、電車やバスで通学できるのであれば、選択肢の一つですもんね。
そして保健室登校の子は、やむを得ないかな…という感じですね。
ですが学区内で、保健室登校でもない子が、登校班に参加してないパターンもあります。
それが、「共働き家庭」のお子さん。
うちの子の小学校は、駅前にあります。
そのため、通勤で電車を使う親御さんの場合。
「朝は子供と一緒に家を出る!だから登校班には参加しない」
という方、意外といらっしゃいます。
たしかに、登校班ってちょっとしがらみもありますからね。
- 登校班の時間に合わせての出勤→仕事に遅刻
- 登校班の当番がまわってくる→仕事に影響する
「仕事」を理由に、登校班への参加が難しい場合も。
だけど、ここで気を付けたいことが。
個別登校の場合、
- 親に安全面の全責任がある
- 「仕事」を理由に、地域での役割を放棄してはいけない
です。
登校班でも個別登校でも、まずは子供の安全が第一ですよね。
まれに「仕事に遅れるから」という理由で、開門よりも早い時間に登校させて、学校の前で待っている子がいるのですが…
ダメですよね~!
たとえ、10分・5分であったとしても。
- 交通事故にあうかもしれない
- 連れ去りなど、犯罪に巻き込まれるかもしれない
- 熱中症や思わぬケガをするかもしれない
何が起こるか、わかりませんよね?
責任を学校に押し付けるのは、もちろんダメです。
自分の子供なんですから。
何かあったときに後悔するのは、他でもない、親自身です。
そしてもう一つ。
地域での役割について。
正直、仕事をしている方は登校班も旗振り当番も、PTA活動も。
参加するのは大変ですよね。
その気持ち、すっごくわかります。
わが家も、共働き家庭ですから。
でもね?
共働き家庭は増えています。
みんな、なんとか仕事の都合をつけたり、ファミサポを頼んだりして、何とかやりくりをしています。
「共働きだから」は、もう通用しない時代なんです。
仕事を理由に、地域の活動を免除してもらうことは出来ません。
小学校の登校班はめんどくさいの?
小学校の登校班はめんどくさいのか?
わたしの体験をお話します。
たしかに、登校班はルールもありますね。
主な親の負担はこちら。
- 登校班の集合場所への送り
- 登校班の当番がある
一年生のうちは、どんなに近い集合場所でも。
親も付いていく場合がほとんどですね。
朝の忙しい時間に、5~10分のロスは大きいですね。
忘れ物をして取りに戻る、出る直前にトイレに行く!なんてことも、小一のうちはしょっちゅうでした。
どうしてもバタバタするので、心にもゆとりがなくなります。
そのためわたしは、時短勤務で乗り切ってました!
次に、登校班の当番について。
登校班の集合場所では、大人が立ち会うことになっています。
学校によって異なりますが、うちの地区では「年に1回」登校班の”世話人”ということで、当番がまわってきます。
一年間毎日、学校がある日の朝は当番をしなきゃいけないので、そこそこ大変です。
「忘れ物ないね?みんな揃ったね、時間だから出発ー」
という感じで、声掛けをします。
あとはときどき、「通学路チェック」を兼ねて学校まで付いていくこともあります。
危険な箇所や、工事しているところをチェックして、必要に応じて学校に報告します。
地味~に大変な仕事です。
とはいえ、どうしても都合がつかない日や体調が悪いときは、交代で子供たちを見守ることもあります。
ご近所で助け合いですね。
わが家も、実はご近所さんにはたくさん助けてもらいました!
わたしの場合、通学班のめんどくささよりも、近所づきあいの大切さが上回りました!
というのも、娘が一年生になったばかりのとき。
どの子も同じだと思いますが、学校に慣れるまで、多少時間がかかりますよね。
そんなとき、たくさん助けてくれたのが同じ班の高学年の子!
とっても優しい5年生のお姉さんに、娘はたくさん声をかけてもらい。
学校の中でも会うと手を振ってくれたり、なんとハグしてくれることもあったそうです!
本当に、可愛がってもらいました。
娘も、頼れるお姉さんがいる!と思うと、学校が楽しくなり。
あっという間に学校生活に馴染むことが出来たんです。
そしてわたし自身も。
先輩ママからの小学校の情報は、すごく助かりました!
学校のおたよりだけでは、把握しきれないこと。
たとえば、
「運動会は、○○から見学すると見やすいよ」
とか、
「夏休みの宿題、○○は早めに終わらせた方がいいよ」
とか。
わざわざ先生に聞くほどのことじゃないけど。
でも何だかモヤっとする…なんてことも。
すぐに聞ける先輩ママがいるのは心強いことでした。
まとめ
集団登校をやめたい!と思ったとき。
うちの子が通う学校では、個別登校が認められています。
たしかに、
- 学区外に引っ越した(でも転校せずに通いたい)
- 保健室登校
など、やむを得ない事情もありますからね。
わりと学校側も、柔軟に対応してくれるところが増えているように感じます。
ちょっと前までは「例外は認めない!」という雰囲気、ありましたけどね。
「個別対応していたらキリがない」という学校側の事情もあったんでしょうけど。
だけど個別登校する場合、
「本当に子供にとって最善の方法なのか?」
を考えること、忘れないでくださいね。
親の仕事の都合で、
「通学班には参加できない・参加させたくない」
という場合、考え直してみて。
登校班も、めんどうな面ばかりではありません。
高学年の子たちと登校するのは、子供本人にとってプラスになることも。
親も、ご近所との交流が生まれます。
とはいえ、登校班は子供同士のトラブルが起こることもあるのが事実。
子供が「登校班がイヤ!」と訴えてきたときは、また考える必要がありますね。
親のための登校班ではありません。
子供のための登校班です。
ぜひ、忘れないで欲しいと思います。
以上、「小学校の登校班」に関するお話でした。
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