さまざまな理由で、今の仕事を辞めなければいけなくなること、ありますよね。
だけど、子どもが保育園に通っている場合。
次の転職先の仕事内容によっては、「保育園を退園しなきゃいけなるのでは?」と考えると不安ですよね。
たとえば、今までは正社員だったけど。
次はパート勤務で、旦那さんの扶養の範囲内で働きたいな…と考えている場合など。
でも、まずは安心して欲しいと思います。
親の職種や雇用形態の変化によって、保育園を退園になることは、まずありません。
なぜなら、実際、わが家がそうだったからです。
いつも待機児童がいる、保活激戦区ですが、正社員からフリーランサーになっても保育園は退園になりませんでした。
いちばん大事なのは、転職後も「保育の要件を満たしているかどうか?」でした。
実は、勤務日数・勤務時間がいちばん重要だったんです。
うちの自治体の例も踏まえながら、詳しくお話していきますね。
保育園を退園させられる仕事とは?
さまざまな事情で、転職をしなければいけなくなること、ありますよね。
だけど、ここで気がかりになるのが子どもの保育園。
次の仕事の内容によっては、「保育園を退園になるのでは!?」と考えると不安ですよね。
特に、「パート勤務」や「夫の扶養内での勤務」の場合。
だけど、一つ安心して欲しいのは「親の仕事内容によって保育園を退園になることはない」ということ。
親が、医者であろうと八百屋さんであろうと、スーパーのレジ打ちだろうと。
親の職種と保育園の利用要件は関係ないんです。
雇用形態も同様です。
正社員でも契約社員でも派遣でも、そして自営業でも。
では、何が重要か?というと、
ズバリ「月の勤務日数と、1日の勤務時間」です。
たとえば、わたしが住んでいる自治体の場合。
「月12日以上16日未満、1日4時間以上6時間未満の就労」が最低限の条件です。
単純計算すると、「週3日以上、1日4時間以上の勤務」が最低ラインになりそうですね。
パート勤務の場合、「夫の扶養の範囲内で働く」ことも大事ですが。
何よりも「仕事と保育園の継続」を望むなら。
転職を決定する前に、新しい勤務先の就労時間が、保育の要件を満たすかどうか?
必ずチェックすることがいちばん大事です。
扶養の範囲内で働くかどうかは、二の次です。
不安な場合は、自治体の保育サービス課へ電話問い合わせするのが確実です。
電話って緊張すると思うのですが、大丈夫です。
わたしも、子どもが保育園在園中に退職を経験したことがあります。
そのとき、自治体の担当者の方は、とってもていねいに説明してくださいました。
特に、認可保育園の場合は、自治体に問い合わせたほうが確実な情報を得ることができます。
なぜなら、保育園の入園決定権は自治体にあるからです。
一度入園できた保育園なら。
たとえ、保活激戦区でも、最低限の就労ラインを満たしていれば、退園させられることはまずありません。
「転職する場合は、新しい勤務先の就労時間を必ず確認」することをお忘れなく!
保育園内定タイミングでの転職は要注意!
一度、入園できた保育園なら。
保育の利用要件さえ満たしていれば、簡単に退園になることはほぼあり得ません。
ただし、転職する場合は、気を付けたいタイミングがあります。
それが「保育園の入園審査中」や「内定から入園するまでの期間」です。
育児休業中に、転職を考える方もいらっしゃいますよね。
「仕事と家庭の両立が出来そうにない」と思ったら、別の仕事を探すのは当然ですよね。
ですが、保育園の内定が出るタイミングでの転職はオススメできません。
なぜなら、転職してしまった場合、保育園の入園審査に影響が出るからです。
保育園は基本的に「育児休業が明けたら元の職場に戻ること」を要件に審査する場合がほとんど。
それが「復職しなかった」では、要件を外れたことになってしまいます。
保育園の入園審査のやり直し、最悪の場合「内定取り消し」という結果にもなりかねません。
特に保活激戦区の場合は、他に点数が高い人へ入園の資格が移行しちゃいますからね。
また、保育園の入園問題に関わらず。
やはり、「育休が明けたら元の職場に復帰する」ことは大切なことです。
育児休業は、「仕事に復帰する」ことが前提の休業ですからね。
もちろん、さまざまな理由で復帰が難しくなる場合もありますけどね。
- 旦那さんの転勤に伴う引っ越し
- 保育園に入園できなかった
など。
特別な理由を除いて、まずは元の職場での仕事と保育園の生活を両立してみるのがいちばんです。
「育児休業が明けたら有給休暇を使い切って、一度も出社しないまま退職」なんてケースも、会社とのトラブルになりやすい事例です。
ちなみに、わたしの場合は、育児休業から復帰して5か月で退職をしました。
短い復職期間でしたが、それでも、その期間に仕事と家庭が両立できるよう。
試行錯誤しました。
そしてその結果「やっぱりムリでした」という理由で、退職を決意しました。
自分自身が納得して辞めることが出来ましたし。
会社の上司と退職の話をするときも、スムーズに進みました。
それに、退職しても保育園はすぐには退園になりません。
自治体によって異なりますが、猶予期間が1~3か月あります。
この猶予期間の間に、次の仕事を見つけることができれば、保育園を継続することができます。
転職するにも、タイミングは重要です。
絶対に、見誤らないよう。
ご注意くださいね。
まとめ
さまざまな理由で、今の仕事を辞めなければいけなくなること、ありますよね。
だけど、子どもが保育園に通っている場合。
「親の仕事の都合で退園になる可能性がある…!?」というのは不安ですよね。
保育園を辞めることになってしまったら、パートですら、仕事を続けることは困難になりますからね。
だけど、親の仕事の内容によって、退園になることはありませんので安心して。
仕事の内容や勤務形態よりも「労働時間」が大事なんです。
「就労」が理由で保育園を利用する場合。
「勤務時間の条件」が自治体のホームページなどで公開されていることがほとんどです。
もし、不安な場合は、自治体へ直接電話で問い合わせてみてくださいね。
名乗るのがイヤな場合は「一般的にいかがですか?」という感じで、匿名で問い合わせることも可能です。
(話の流れによっては、保育園名と子どもの名前を聞かれること、ありますけどね。)
でも、名乗ったからと言って、不利になることはありませんでした。
わたしも、ドキドキしながら問い合わせをしました。
が、職員の方はとってもていねいで。
わかりやすく説明してくださったので、電話して良かったなと思いました。
保育園の審査基準は、地域によって差が激しいです。
だからこそ、ネットや周囲の声に惑わされることなく。
確実な情報を手に入れることがいちばん大事です。
以上「親の仕事の内容と保育園」に関するお話でした。
今回のように、子どもが保育園在園中に仕事を退職し、いったん求職中になる場合。
きちんと保育園と自治体の保育サービス課へ相談するのがいちばんです。
ていねいに相談に乗ってくれるため、プラスになります。
逆に「退職を隠そう」と思うと、大変な目にあいます。
退職したことを報告せず、思わぬルートからバレてしまった場合。
信用は地の底に落ちてしまいますからね。
さらに「保育園の不正利用」と見なされ、退園になる危機も。
わたしの体験談を元に、こちらの記事で詳しくお話しています。
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