夏休みの宿題の中でも手こずるのが読書感想文。
特に、小学校低学年のうちは親の手助けは必須!ですね。
とはいえ、
「どうやって書き方を教えたらいいのかわからない」
と悩むパパママ。
きっと多いですね。
わたしも、読書感想文の書き方なんてわからなくて…。
ずいぶんと頭を悩ませました。
だけど娘と一緒に実際にやってみて。
やっと読書感想文の書き方のコツがわかったんです!
悩めるパパママへ。
わたしが得たコツを、出し惜しみなくご紹介します!
実は、読書感想文を書く前の、準備の段階が重要だったんです。
さらに!
うちの子が実際に書いた読書感想文とワークシートも公開してるよ。
小学生低学年向け読書感想文書き方のコツ
「読書感想文の宿題」と聞くだけで、苦戦する予感がしますね…!
わたしも子供の頃、苦手でした。
だけど、読書感想文はきちんと書き方のコツがあったんです。
スラスラ終わらせるためには、準備の段階がいちばん大事でした。
必要な物
まずは、読書感想文を書くために必要な文房具です。
- 原稿用紙
- 付箋
- メモ帳(ワークシート)
学校でも原稿用紙が配られますが、練習用・清書用しか配られないんですよね。
コレだけだと、圧倒的に足りません!
100均でも購入できますので、ぜひ、予備用の原稿用紙を購入しておいて。
何度でも書き直せると思うと、子供もプレッシャーが少なく済みます。
また、付箋も必須の道具です!
子供が本を読みながら、気になったシーンに付箋をペタペタ張らせます。
- ドキドキワクワク
- 感動
- 面白い
- 怒り
そのときに感じた感情を一言添えて、付箋を貼ってもらいます。
次に、ワークシート。
最近は、読書感想文用のワークシートが配布される学校も多いですね。
以下は、実際に娘の学校で配布されたワークシートです。
- 本の題名
- 本を選んだ理由
- あらすじ
- 心に残った場面(心に残った登場人物の行動)
- 同じような体験
- 学んだこと・感じたこと
だけど、実際に使ってみて「使いづらい…」と感じちゃいました。
だって、ざっくりとし過ぎてるんですもの。
このレベルをスラスラと埋めることができる子は、読書感想文も任せちゃって大丈夫。
ワークシートを埋められない子は、あとから説明する「会話方式」で感想を引き出してあげて。
本の選び方
読書感想文用の本を選ぶのも、大事なポイントですよね!
話題になってる本、過去に課題図書になった本などから選ぶのもアリです。
ですが、個人的にいちばん大事だと思うのが「子供が好きな本」から選ぶことです。
好きな作家さんやシリーズ本がある場合、その中から選ぶのがいちばんです。
特にない場合でも、子供の興味・関心が強いジャンルから選ぶのがいちばん。
- ワクワク冒険もの
- 魔法などファンタジーな世界
- ドキドキのミステリー
- ほっこり可愛い動物が出てくる話
いくら話題になっていたり、読書感想文が書きやすい!と言われている本でも、子供本人が興味を示さなかったら意味がありませんからね。
せっかくの読書チャンス。
イヤイヤ読むよりも、楽しく読んで「読書って楽しい」って感じてもらえたら、サイコーですね。
夏休み直前になると、本屋さんに読書感想文コーナーが出現します。
ネットで検索するだけではなく、実際に足を運んで、手に取って。
親子で選んでみてくださいね。
だけど実は、わが家は本を選ぶ段階で失敗した経験があります。
まさに、この本屋さんの読書感想文コーナーで本を選んだんですけどね?
実際に読んでみたら…
- 短編集
- こわすぎる本
だったんです!
短編集は、おすすめできません。
なぜなら、お話が短すぎて、どこにスポットライトを当てて感想文を書けばいいのか、迷うからです。
もう一つの失敗ポイントが、ホラー色が強すぎたこと!
大人が読んでも、ゾッとする話が満載で…。
とてもじゃないけど、「こわい」という感想しか出てきませんでした。(笑)
ホラーよりも、何かしら学びがある本が読書感想文は書きやすいです。
せっかく購入した本ですが、ボツになりました~。
そして結局、大好きな作家さんの本を図書館で借り、読書感想文を仕上げる、という結果に。
いくら推薦図書のコーナーにある本でも失敗しちゃうことがあります。
サラッとでもいいので、あらすじを確認してから購入してくださいね。
本の読み方にもコツが!
読書感想文用の本を読む段階も、とっても大事!
ボーっと流し読みしてしまうのか?
それとも、考えながら読み進めるのか?
読書感想文がスラスラ終わるかどうか、段違いです!
そのために必要になってくるのが付箋。
「必要な物」でも触れましたが、本を読みながら、気になったところにペタペタと子供に付箋を貼ってもらいます。
ただし!
貼り過ぎには気を付けてくださいね。
どこがいちばん面白いと感じたのか?
肝心な部分が埋もれてしまいますので。
大抵は、クライマックスのシーンがいちばん感動するはず。
本の長さにもよりますが、付箋は5枚ぐらいに抑えるとちょうどいいです。
感想文を書き始める前に
本を読み終わったら、すぐに読書感想文を書きたくなっちゃいますよね。
だけどちょっと待って!
さらにもうワンクッションあると、スラスラ書けます。
それが、ワークシートに沿って読んだ内容をまとめておくこと。
ワークシートがない場合でも、大きめの付箋やメモ用紙を活用すればOK。
このとき、大事なのがパパママが会話形式で子供に質問すること。
文章でワークシートを埋められなくても、会話なら答えられる子がほとんど。
- 最初は何が起こる?
- 主人公は何をした?
- 主人公はどう思ったかな?
- 次は…?
- 最後は…?
子供が本の内容を思い出せるよう、順番に聞いてあげて。
このとき、パパママもあらかじめ本を読んでおくと質問をしやすいですよ!
ただ漠然と
「読んでどうだった?」
という聞き方はNG。
実は、学校で配布されたワークシートもかなり漠然としていて。
正直、「コレじゃあ筆が進まないよね」と感じました。
低学年のうちは、パパママが聞き取りをしながら、どんどんメモ用紙にまとめてあげるといいですよ。
この方法なら、子ども自身の言葉での感想を拾い上げることができます。
読書感想文の構成
いよいよ読書感想文を書き始めていきます!
パパママが書いたメモ用紙を元に、子供と一緒に構成を考えていきます。
- 本を選んだ理由
- 物語のあらすじ
- いちばん印象に残ってるシーン
- 本から学んだこと・これから活かしたいこと
一般的な読書感想文の構成は上記の通り。
ですが、当てはまらなくてもOKです!
特に、「本を選んだ理由」と「あらすじ」は無しで大丈夫です。
むしろ「印象的な一文から書き始める」という手法もあります。
読書感想文コンクールの入賞作品は、印象的な書き出しから始まっていることがほとんどなんです。
書きやすい構成で、自由に書かせて大丈夫です。
だけど、どうしても読書感想文を書かせる時間が足りない…!
そんなときは、逆転の発想で「本を選んだ理由」と「あらすじ」をメインに。
最後に感想をちょこっと付け足すと、とりあえず読書感想文が完成します。
とはいえ、最終手段にしてくださいね~。
パパママはどこまで手伝う?
夏休みの読書感想文の宿題。
「親はどこまで手伝うか?」
悩みますよね。
出来るだけ、子供の力でやらせないと、宿題の意味が無いように感じちゃいますし。
でも大人でもそうですが、読んで感じたことを言葉で表現するのって、けっこう難しいんですよね。
そのため、わが家はこんな感じで関わってます
- 一緒に本を読む(選ぶ)
- 会話の中から感想を引き出す
- 一緒に構成を考える
このあたりまで、手伝ってます。
あとは、実際に文章を組み立てて書くのは子ども自身で。
とはいえ、つなぎの言葉が出てこないときは手助けしちゃってます。
書き終わったら、添削もしますし。
各家庭の教育方針にもよると思いますが、「自分の言葉でアウトプットする」のが小学生のうちはいちばん大事かなと考えています。
そのため、文章構成は二の次…といった感じです。
読書感想文の例文!小学生低学年の文章
それでは、実際にうちの子が書いた読書感想文の例文をご紹介します!
本のタイトル:なんでも魔女商会「あたらしいわたしの探し方」
あらすじ:
今までのわたしとはちがうわたしへ!
シルクの従妹、探偵魔女デーテがまたやってきました。
デーテは、仕事に息詰まるとシルクに会いに来るのです。
デーテの考えた仕事が人気となり、みんなにまねされるようになったので、「いいとこ探し」の注文がさっぱり入らなくなってしまいました。そんな中、お店にやってきたお客さまの注文を聞いたデーテは、再び探偵することに。
「わたしらしい」ってどんなこと?
あたらしい自分に出会える、素敵なお話。
以下が、実際に書いた読書感想文の例文です。
魔女が店長をしている洋服リフォーム店『なんでも魔女商会』は、本当に用事がある人だけがお店にたどりつけるという不思議な魔法がかけられたお店。
そんなお店に自分らしくないからとドレスを着るのをあきらめたお客さんが来るのですが、なんでも魔女商会の人たちがその人に似合うドレスに直してあげながら、新しい自分を見つけられるようにとお客さんを手助けしてあげるお話です。
物語の最後に自分らしくないドレスを着ることにチャレンジしたお客さんが「まるでわたしの知らなかった『あたらしいわたし』を見つけたみたい。ワクワクするわ。」という言葉が心に残っています。
この本を読んで私は「自分らしくないからとあきらめないで、いろんなことにチャレンジすることが大切だな。」と感じました。
私は女の子らしくない恐竜が実は好きです。
将来は恐竜博士になってみたいと思っています。
女の子らしくないかもしれませんが、この気持ちをこれからも大切にします。
もっと文章力を磨きたい!
今回の読書感想文だけじゃなく。
「作文」は小学生のうちは、ついて回りますよね~。
さらに、中学受験で文章力を問われる試験が採用されていることもあります。
また、大学受験で論文を書く可能性もありますよね。
そう考えると…文章を書く力。
将来のためにも、身に付けておいて損はありませんね。
実は、「書く」ことに特化した通信教育があるんです。
その名も「ブンブンどりむ」
テレビ出演でもおなじみ、明治大学教授の齋藤孝
しかもこの講座。
2か月お試しコースもあるんです。
「夏休みの読書感想文だけ、まずは乗り切りたい…!」
という要望も叶えることができますね♪
それに、「退会手続き不要」というのは良心的ですね。
2か月だけ試すつもりが、うっかり退会し忘れて年間契約しちゃった…!
なんてリスクを無くすことができますね。
本契約前に、じっくり考えることができる期間が出来ますね。
まとめ
夏休みの宿題の中でも頭を悩ませるのが読書感想文。
うちの子の通う小学校では、2年生から読書感想文の宿題が出されます。
だけど、学校で
「読書感想文の書き方は教わらなかったし、初めて書く」
と子供に言われて驚きました…!
たしかに、わたしも子供の頃、学校でも親にも習った記憶がない…。
「読んだ感想をまとめて書けばいい」
たしかにその通りかもしれません。
だけど、文章を書くにはさまざまな力が必要ですね。
- 思ったことを言語化する
- 文章の構成を考える
- 意味が伝わるように推敲する
どれも大切な力ですが、難しいですよね。
特に、意味が通じるよう、構成を考えるのは大人でも頭をひねります。
ましてや手書きの読書感想文。
何度も原稿用紙に書き直すのは大変で、子供は途中でイヤになっちゃいます。
スラスラと終わらせるためにも、読書感想文は事前の準備がとってと大事!
特に、読む段階から付箋を貼りながら読ませるのは大事です。
大人でも、サラッと読み流した内容は、記憶に残りにくいですからね。
また、感じたことを言語化するには、会話するとスルスルと出てきます。
そのため、パパママが子供に質問をして、思ったこと・感じたことを引き出してあげる作業は重要です。
紙に書き出して、あとは書く順番を決めればOKです。
読書感想文を書くために、きちんとコツはあったんですね。
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